【STORY 06. 】「その気の種」と「本気の芽」

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2012年4月17日。人生2度目の0からのスタート。

それもそれまで自分が経験してきた形態とは全く異なるスタイル。

女性限定、価格設定、カラダの不調ではなく女性のスタイルを専門に扱うサロン。

「差別化が大事!」と言われますが、今までの整体院とは完全に異なるスタイルでした。

ただ、差別化をすればすんなりまかり通るほど世の中は甘くなく、夢と希望を抱いて始めたサロンは3ヶ月経っても閑古鳥。

わずかながら溜まっていた貯金はすぐに底をつき、銀行でお金を借りることになります。

リスクは承知の上でのスタートでしたが、Style Design Salon をOPENしてからの半年間は人生の深い谷底を感じました。

というのも、この業界の仕事は基本「待ち」というスタンス。

店を構え、クライアントが興味を持って来てくれるのを待つ。

そしてそのご縁があった人に感動してもらうことで、紹介や口コミが発生してお店のペダルがかみ合うようになっていきます。

だから最初の一人目が来てくれないとはじまらない。

聞きなれないスタイル矯正という言葉が認知されていないことが原因なのかはわかりませんが、一人目からの電話がなかなか鳴りませんでした。

サロンにさえ来てもらえれば、、、。

このスタイルは世には受け入れてもらえないのか?

不安に飲み込まれそうな毎日。

それでも師匠、先輩、仲間から「お前なら大丈夫」と言ってもらえたことで、ギリギリで気持ちを保つことができました。

 

今思い返すと、「本気」で始める!とスタートを切ったつもりでしたが、OPEN当時の自分はまだまだ「その気」でした。

そして、このギリギリのラインが「本気のスイッチ」だったと思います。

 

「姿勢とは何なのか?」

「スタイルとは何なのか?」

「美しさとは何なのか?」

「どうしたら姿勢とスタイルがつながるのか?」

「自分が女性に向けて提案することができる治療家としての価値は何なのか?」

時間だけはたくさんあったので、しっかりとその問いに向き合うことができました。

考えて考えて考えて、やっと一人。

そのクライアントさんの紹介でまた一人と蜘蛛の糸をたどるように少しずつ予約が入るようになっていきました。

 

「本気」になって分かること。

「その気」を「本気」に変えることができるのは、「その気」を「本気」に変えてもらった経験がある人だけです。

「その気」は「本気」に変わるんじゃありません。

人に変えてもらうんだと思います。

自分一人では本気にはなれません。

 

「その気」を「本気」に変えてもらうことができた自分だからこそ、できる「その気を本気に変える提案」

誰もが「こうなりたい。」という「その気の種」をもっています。

「その気」スタートで大丈夫。

「その気の種」が「本気の芽」を出す土壌作り&水やりこそ僕が大切にしているスタイルデザイナーとしての役割です。

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